ご挨拶
この度、みのうらレディースクリニックの院長を引き継がせて頂きました前沢忠志と申します。当院は、2005年に不妊治療専門施設として開院しました。名誉院長である箕浦博之先生の真摯で熱心な診療のおかげで、鈴鹿市を中心とした多くの方々の信用を得て、三重県で最も患者数の多い不妊クリニックとして知られるようになりました。それは、箕浦先生だけでなく、胚培養士、看護師、事務員等すべての職員が一丸となった診療の賜物だと思います。その全てを受け継ぎ、患者様の信頼を失わないように努めることは大きなプレッシャーですが、精一杯頑張っていきたいと思います。
私の紹介ですが、平成17年に浜松医科大学を卒業し、済生会松阪総合病院、三重大学病院、紀南病院で産婦人科の基礎を学んだ後に、IVFなんばクリニック、IVF大阪クリニックで不妊治療を教わりました。平成26年より三重大学病院に着任し、高度生殖医療センターを開設し、不妊治療を専門に診療を行ってきました。三重大学では、着床前診断(PGT)や心疾患等の合併症のある患者様の不妊治療だけでなく、若年がん患者様に将来の挙児の可能性を残す妊孕性温存療法を積極的に行って参りました。診療だけでなく、妊孕性温存療法を広めるための様々な仕事もさせて頂きましたが、目の前の妊娠を希望する患者様にもっと近くで関わっていきたいと思い、今回院長を引き継がせて頂きました。
皆様の信頼を裏切らないよう、箕浦先生の診療理念をしっかりと受け継ぎ、さらに発展させて頂きたいと思っておりますので、引き続き温かいご支援のほど、よろしくお願い致します。
略歴
平成17年 浜松医科大学医学部医学科卒業
平成17年 済生会松阪総合病院
平成19年 三重大学産科婦人科学教室
平成20年 済生会松阪総合病院
平成22年 公立紀南病院
平成23年 IVFなんばクリニック
平成25年 IVF大阪クリニック
平成26年 三重大学医学部附属病院 高度生殖医療センター 講師
令和6年 みのうらレディースクリニック 院長
専門医・学会
医学博士
日本産科婦人科学会専門医・指導医
日本生殖医学会専門医・指導医
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
認定がん・生殖医療ナビゲーター
日本受精着床学会
日本がん・生殖医療学会
日本人類遺伝学会
名誉院長紹介
ご挨拶
みのうらレディースクリニックは、2005年4月に開設されました。性周期に合わせて最適な時期に治療を実施する事、家庭や仕事の事情を考慮した治療を実施する事、この2つが総合病院の勤務を離れ不妊症・不育症の専門医療機関を開設した目的でした。早いもので開設後19年の年月が流れました。その間に9300人を超える妊娠例を経験いたしました。不妊治療は年単位の長期間に及ぶこともあります。来院されたご夫婦の忍耐と努力の賜物であると思います。また、周辺の医療機関の皆様や早いときは朝7時から遅いときは22時まで働いてくれた当院のスタッフ(胚培養士・看護師・医療事務)の皆様のご協力が得られたからこそ、成し遂げられた実績です。胚培養士は、多忙な業務の中で時に深夜まで新技術の導入と開発に取り組んでくれました。おかげで、生殖医療の長足の進歩に何とかついていくことができました。
2024年4月から前沢忠志先生に院長として当院に赴任していただくこととなりました。前沢先生は三重大学医学部付属病院の高度生殖医療センターのリーダーとして、三重県の生殖医療の底上げと発展に長年貢献してきた先生です。また、学会でも中枢で活躍してこられました。情熱あふれる先生に赴任していただき心強く思っております。今後、前沢先生を中心に当院は運営されていくことになります。私自身は、診療の一部を担当し前沢先生のサポートに回る予定です。
これまでのご厚情に厚く御礼を申し上げます。また、今後もご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。
略歴
昭和61年 三重大学医学部卒業 三重大学医学部産婦人科入局
昭和62年 松阪市民病院 産婦人科 研修医
昭和63年 済生会松阪総合病院 産婦人科 医員
平成2年 三重大学医学部 産婦人科 医員
平成3年 不妊症診療チームに入る
平成4年 三重大学医学部 産婦人科 助手
平成6年 三重大学医学部産婦人科と回生病院産婦人科との混成チームが結成されチームリーダーとなる
精巣内精子を用いた顕微授精の三重県初の成功例
平成10年 プリンスヘンリー医学研究所に留学
着床の生理学につき研究
平成12年 三重大学医学部 産婦人科 講師
体外成熟卵子を用いた成功例
平成14年 鈴鹿回生病院 高度生殖医療センター長
平成17年 みのうらレディースクリニック 院長
令和6年 みのうらレディースクリニック 名誉院長
専門医・学会
日本産科婦人科学会
日本受精着床学会
日本生殖医学会
日本生殖医学会生殖医療指導医