凍結保存

胚凍結保存

凍結用試薬で胚を処理し、-196℃の液体窒素で急速凍結し、保存タンクで保管します。

○ PPOS法で採卵した時や、子宮内膜の状態から、着床しにくいと考えられる時
○ 胚移植すると、卵巣過剰刺激症候群など危険な状態になることが考えられる時
○ 複数回の採卵分の卵を集める時
○ 胚移植を行い余剰胚がある時

これらの場合に胚を凍結保存します。
当院では、採卵をした周期には移植しない、全胚凍結を基本治療方法にしています。


精子凍結保存

医学的理由
精巣内精子を採取した方と、精子が非常に少ない方の精子を凍結保存します。
パートナーの女性に保険が適用される場合は、保険適用で凍結保存できます。

個人的理由
夫が長期に不在の時や、採卵当日に精子を採取できない、など自己都合の理由でも精子を凍結保存できます。
ただし、パートナーの女性に保険が適用される場合でも、自費診療での凍結保存になります。


凍結保存期間

胚と精子の凍結保存期間は1年間ですが、1年後に継続して保存したい場合は、更新日から30日の間にご夫婦どちらかが来院して更新の手続きを行ってください。1年単位で凍結保存期間が延長できます。